ユニクロ売場解剖 効率よくお買い物をする方法

売場構造を理解することで、やけに時間がかかっていたお買い物も、スムーズにできるようになります。

また、売場の作りも大きく捉えることで、お店の形状が変わっても、何度も行き来して商品を探す手間もなくなります。

今回はユニクロの売り場を徹底解剖して、「見つからない」ことによるストレス軽減になればいいなと思います。

ユニクロの意味

「ユニクロ」の名は「ユニーク・クロージング・ウェアハウス(倉庫)」の略ですが、店舗は狙い通り、顧客のコーディネートのための部品倉庫であり、コンビニエンストアとして利用されている。

顧客の滞在時間も短く顧客は売り場で迷うことなく商品を選び、さっと精算を済ませて店を出る。滞在時間は短く、たくさんのお客さんが出入りします。

*ユニクロではレジ精算を1人あたり90秒程度で済ませるよう、鍛えられています。

ホームセンターをイメージして下さい。

各パーツごとに区分けされて、広いけど見つけやすい構造になっています。

ユニクロも同様に、アウター、ボトムス、シャツ、カットソー、ニット、グッツ、インナーの品種別に、品種集積という形で展開されています。

通常は強化商品を置くテーブルとマネキンコーディネート以外は一つの什器の中に異なった品種が混在することがありません。

余談ですが、商品はコンテンツベーシックアイテムを極めています。ベーシックながらに付加価値をつけた商品です。

例えばメンズの感動パンツ、ウルトラライトダウン、ヒートテックもその類である。

全体

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店舗によって配置が少しずつ異なりますが、入り口入ってすぐに大きなテーブル型の什器が設置されており、一番押しの商品がボリューム感たっぷりに置かれています。

売場の手前にトップス商品。

店内奥にはKIDSアイテムとレディースインナーはお店の奥に配置されています。

インナー購入の女性客に最大限配慮する売場作りになっています。

売り場の構成比はおおよそ、ウェメンズは50%、メンズ40%、キッズが3%。今現在、ウェメンズに力を入れている。

販促物などで、女性有名タレントを積極的に起用しているのもそのためである。

売り場の什器は壁面から中央の棚までの多くが、180cm 幅の什器で構成されており、

その他の中央の棚は顧客の手がギリギリ届くまでの高さで設定されてます(おおよそ200cm)。

そして、全ての商品に販促物(POP)が設置されています。

店員に聞かなくとも、商品特性、値段、コーディネート例も一発でわかる構成になっています。

テーブル什器

table
よく見る、小テーブルの構成の説明です。

ポイント①一つの商品がカラーバリエーション豊富に積み上げられています。

ポイント②両サイドにマネキンが置かれ、コーディネート例が見ることができます。

ポイント③ラックには、畳まれた商品がハンガーにかけられた状態で置かれています。

わざわざ広げなくても、ハンガーからお目当ての商品を選んで、鏡で自分にあてがって見るとい効率がよい。
(片手で買い物されている方が多いため)

ポイント④テーブルの裏側にも同様の商品が陳列されているので、全バリエーションを見たい方は、ぐるりと一周して見るのがおすすめ。

簡素化した図式がこちら↓


UNIQLO

中央の什器の見方

中央に配置されている什器に関しては、高層タイプと、低層タイプが多いです。

お店面積が広いと、低層が多く、店内が見渡しやすい作りになってます。

逆に面積が狭いお店の多くは、高層タイプの什器が多く見られます。
【高層型】

高層什器(パック商品は)横にかけられた見本を触ってみよう。

一番上はギリギリ届く高さ。日本人の平均身長156cm の女性だと、ちょっと厳しいです。

近くに脚立が用意されている所も多いです。無い場合は店員さんに取ってもらいましょう。

この写真のようにパックに入った商品でさえも、試着ができる。

横のハンガーに掛かった商品が見本の商品ですが、無い場合は、実際に取り出して、見ることもできます。
【低層型】

低層什器は什器上の半身トルソー(マネキン)を見て選ぶべし。

着た感じのシルエットなどが確認できる。

小さめなPOPが設置されています。値段もそこを見れば一目でわかります。タグをみればわかるのに、顧客の目線に立って、お買い物がよりしやすい作りになっている。

ハンガーは木製のハンガーが使用されており、サイズチップの色の見分け方は

S=白
M=シルバー
L=赤
XL=透明

である。

壁面什器


壁側の商品のお買い物は一番上の販促物を見ながら、気になる商品を選ぶべし!

壁面のポスターはお店の中で一番大型の販促物であるので、長期間販売される商品が比較的多い。

単品集積で展開されています。
ボトムスの畳陳列の場合。
上に大きなサイズ(XL)
下に小さなサイズ(S)
が来るよう陳列されており、高層タイプであるが、比較的取りやすい。

縦で一括りの売り場になっており、

現在は隣同士、別の種類のアイテムで陳列されているお店が多い。

違うものを置くことで、顧客にとってはコーディネートで購入できるように、お店にとっては買上点数を伸ばせる、双方のニーズが叶った売場
になっている。
近年、ユニクロだけでコーディネートする方も増えており、工夫が感じられる売り場になっていますね。

まとめ/効率的に回るには?

 

効率的な買い回り方法

①売場の入口に設置されているセルフカゴを持つ。
②売場の一番広い通路(主通路)を歩いて、気になるアイテムテーブル、または奥の壁面のポスターで気になるものがあれば立ち止まって手にとって見る
③気になったものはどんどんカゴに入れる。サイズが無いものはアプリでも在庫検索が可能。別記事で紹介します。
④一番奥のインナー売場で、買い換えるものはないか?確認する
⑤試着
⑥購入(レジへ)

何度か試着をするものの、お店が広いので、入口まで戻ってサイズを探すのは面倒です。

サイズがわからない時は、サイズ違いでカゴに放り込みましょう!

以上、お店の構造と、無駄なく回る方法をご紹介しました。

ぜひ、次ユニクロに行った際に参考にして見て下さいね!