2回会社を辞めて独立失敗してうつ病になりかけた私の失敗談

着飾ったり、見た目にこだわる前に、自分自身の軸がズドンと一本まっすぐ通っていることはとても重要です。

私はこれまでに服を選ぶこと、服を買うことに人生の大半の時間とお金を使ってきました。

当然ですが、毎週のように購入していた洋服に思い入れなど一切なく、数回着て飽きてしまった服が、窮屈そうにクローゼットを占領していました。

今回ご紹介するのは、新卒で入社した会社を2年で辞め、半年間語学留学し、2回目に就職した会社を辞めて、起業をしようとした時の話です。

勢いに任せて起業しようとしましたが、最後にはうつ病になりかけ、悩んだ末にライターという道を選んだので、その話を詳しくお話ししたいと思います。

このページはあまり読まれることも少ないと思いますが、私自身を言い表すには欠かせないエピソードだと感じているので、現在ライターとして生活できるまでに復帰した体験談を赤裸々に語ってみたいと思いました。

私の失敗談を知ることで、あなたも私と同じ失敗をしないようにしていただけると幸いです!

私のプロフィール

本題に入る前に、私の簡単なプロフィールをご紹介します。私は新卒で地元の企業に就職をします。

語学留学に行くために2年で退社。6カ月の語学留学を経て、某アパレルメーカーのグローバルリーダー候補として入社します。

2社目は5年勤め、独立は半年間し、ライターのお仕事は現在4ヶ月目に突入しました。

独立した半年で、ほとんど収入もなく貯金を切り崩して生活する毎日に、経済的にも精神的にもかなり限界がきていました。

お金がないことで、将来が見えずに眠れない毎日が続いていました。

追い討ちをかけるように、その時交際していた彼からも振られ本当に自分は取り柄がなくどうしようもない人間だとさえ思っていました。

そんな生活からなんとか抜け出したい一心で、自宅でできるライターの仕事をスタートさせました。

私が追い込まれてはじめていた時期は?!

悩んでいる女性の画像

私は5年間勤めていたアパレルのお仕事では、主にアパレル店舗の店長として働いていました。最終的には50人のスタッフを抱える、そこそこ大きなお店の店長をやっていました。

学生時代にアパレルのアルバイトをした時に、自分がフルコーディネートした洋服を見たお客様の笑顔が忘れられず、アパレルへの転職をしたいという気持ちが大きくなっていることに、1社目に入社したときに気がづきました。

気づいて後悔したものの、新卒で入社した企業を1ヶ月で辞める勇気もなく、2年間なんとか勤め上げました。

2社目では絶対にアパレルで一旗あげてやると決めていました。自分で店を持つようになってからは、営業成績も良く自分で言うのもなんですが、部下からの信頼も厚く、業務の評価によって左右されるボーナス金額もいつも他の店長よりも多くもらっていました。ボーナス額は、信頼できる上司が教えてくれたので間違いないと思います。

お給料も非常に満足いく額をもらっていたし、一人で住むには大きすぎるくらいの広い部屋にも住まわせてもらったけど、いつも自分がいる場所はここじゃない、自分にはもっといい場所があるんだ、とずっと自分の立場や環境に満足することができないでいました。

というのも、アパレル業界の性質上仕方がないのですが、友人や家族と休みが一切合わず、半年から1年で店舗の移動もあったので、土地に馴染むことができず、自分の居場所がこの世の中に無いような孤独感を日々感じるようになってしまっていました。

はじめはどこに行っても空いている平日休みが大好きでしたが、会社を辞める1年前くらいからは、どこに行っても誰とも会えない平日休みが大嫌いになっていました。

気がつくと休みの日に出かけることも少なくなり、隣人の些細な生活音で眠れない日も多々ありました。

私生活を心底楽しめない自分を、自分が楽しみ方がわからないから悪いんだ!楽しんでいる人はいるんだから、自分だけがわがまま言ってはいけない。といつも自分の気持ちに蓋をして、自分が変わればいいんだと自分を追い込んでいました。

今考えると、この頃からうつ病予備軍だったのだと思います。

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2社目での未来が見えずにいた頃に参加した、ビジネススクールがきっかけで、アパレル業界での自分に将来性が見えなかった状態から、なんとなく自分のやりたいことが明確になり、自分で起業してみようという気持ちに変化していきました。

2社目を退社してから、本拠地を生活コストを抑えられる海外に移して、起業に向けてサービスを作ったり、HPを作ったり、慣れないSNSの発信も毎日更新していました。

でも思ったように、売上は伸びず、半年間頑張ったものの、ほとんど収益をあげることができず日本に帰国し6年ぶりにきちんと実家に帰り、起業を終了することにしました。

終了しようと決めても、ビジネススクールでであった仲間や、講師の先生に申し訳ないような、やるせない気持ちから、罪悪感でまた眠れなくなり早朝覚醒を繰り返していました。

朝どうせ早く目覚めるからと健康のために始めた朝のジョギングでは、そんな精神状態の中なので、ボーッと走っていても自然と涙が出てきたり、思い出しては泣き、かろうじて足だけは止めずにジョギングをしているような感じでした。

この時の自分を思い返すと、自分はなんてダメな人間なんだ。と自分を否定してばかりでした。

もう立ち直れないし、誰かと話しても劣等感しか感じない。大好きなごはんも美味しく感じなくなっていました。完全にうつ病になりかけていたと思います。

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やはりそうなってしまったのは自分の性格にも原因があったのだとは思います。

とりあえず起業をやめるジャッチをしてから、暫く実家に帰って何も考えずに過ごしていました。どこかに就職しようにも、いまの状態ではまともに働くことができずすぐに退職してしまう可能性があったからです。

そんなどん底の気分を味わいながら日々を過ごしていると、今まで幸せに感じるポイントではなかった些細なことにも、感謝しながら生きれている自分に気づくことができました。

家族と過ごすささやかな朝食の時間や、姪っ子と毎日1時間だけ遊んだり話したりすること。

時間のある今だからこそできることだけど、忙しく働き続けていたら、こういった身近な幸せに気づくことは一生できなかったんだと思います。

久々に帰省して落ち込んでいる自分の姿を見て、両親はあえて何も聞かないでいてくれて、ずっと実家にいていいと言ってくれました。何もできない私でも、誰かに存在していいと言われたことで、少しずつ平常心を取り戻せる時間が増えていきました。

そんな時に、ツイッターをなんとなく見ていたら「ライター未経験者でもOK3ヶ月毎日記事書いてくれるのであれば月に9万円支払います」このようなツイッターを見つけました。

神さまからの贈り物かと思いました。

時間だけは十分にあったので、初心者で雇ってもらえて自分のスキルとしていつか役立つ日が来るかも、とドキドキしながらツイッターに直接メールをしてみました。

契約を成立させる前に、試験的に作成した記事がありました。フィードバックや修正点の多さにめまいがしましたが、1記事書き上げるまでに10時間かけてやっと書き上げたことを今でも覚えています。

そんなこんなで必死に食らいつく毎日を過ごし、ライターとして4ヶ月が経ち、新たにライターの仕事が舞い込んできたりしてライターのお仕事だけでも生活ができるようになっています。今度は自分自身のブログ記事をリスタートさせようと、この記事を書いたりと、ガチで落ち込んでいたときとは比にならないほど、精神状態も安定してきて自分の頑張りも自分で認めてあげれるようになってきました。

それもこれも、辛い時にとことん甘えさせてくれた両親の存在が非常に大きいと思います。もしあなた自身も現在置かれている状況に限界を感じるのであれば、一度思い切り休んで、甘えられるものにとことん甘えてみるということも選択肢に入れてみるといいかもしれません。

まとめ:2回会社を辞めて起業を諦めてうつ病になりかけた私の失敗談

一人で考える女性の画像

2社目を辞めて、独立しようとしたのは大きな失敗だったと思う方もいるかもしれません。

確かに2社目でのお給料はかなりよかったですし、上司からの期待も非常に感じていました。でも私が思うのは、無駄なことは何一つないということです。

独立を試みたことで、WEBの知識や起業の知識、税金や資金繰りの知識も少なからずつきました。

また会社勤めを続けていたら出会うことのできなかった、様々な業界の人とも知り合うことができ、色んな生き方、働き方の形があることに気づけました。

辛いのは私だけじゃない!とまだ我慢できる人は、今の仕事を頑張って続けるのもいいことだと思います。

ただ自分の本当の気持ちに完全に蓋をして我慢していると、そのうち我慢は限界値に達してしまうのは明らかです。

そんなこともわからずに、自分はダメだと追い込んでしまっていた私は本当にあほですが、人生ほどほどに息抜きして、甘えられる時にはとことん甘えてみるのも手だと思います。

当たり前ですが、時間は元には戻りません。後悔しないように、今目の前のことをしっかりやり、自分を少しでもいいから褒めてあげる。これが人生で、自分を見失わずに楽しく生きるポイントだと、うつ病になりかけたことで気づきました。

服装や外見を整えることは、もちろん最低限のマナーとして大切なことだと思います。ただいくら別の自分を装っても、それは偽りでしかないです。本当の自分の気持ちを少し解放させて、今より少しだけ生きやすい人が増える世の中になればと思います。

以上参考になれば幸いです。