
先日行ってきた、クアラルンプールの女ひとり弾丸旅行についてお話ししていきます。
1泊3日の弾丸旅行を、充実させる方法を解説しています。
旅の準備から、抑えるべき観光スポット、注意すべきことをまとめました。
今年に入って、ジャカルタ、バリ、シンガポール、プーケット、とアジアを旅しています。
アジア諸国に足を運ぶものの、マレーシアは乗り換えでしか行ったことがありませんでした。
いつかは行ってみたいな、と思っていたマレーシア。

よし、いってみよう!
と思い立ち、1泊3日で思い切り楽しめるよう、欲張りコースを計画しました。
そして、海外旅行につきものの、トラブル対処方法!
出国行く前にチェックしておくことで、快適な旅行を過ごせます。
・バトゥ洞窟
・ピンクモスク
・ブルーモスク
・ジャランアロー屋台街
・バンヤンツリーKLタワーホテルルーフトップバー
・ムルデガ広場
フライトチケット予約
では、まず旅行に行こうかな、と思ったら空港券を取りましょう。
私は普段、ANAを利用することが多いのですが、旅行日から1ヶ月切っている時は格安航空券(LCC)を利用しています。
今回はスカイスキャナーを使って、Air Asia(エア・アジア)の航空券をとって行ってきました。
私が思い立ったのは、お盆真っ只中の8月12日〜14日の日程の1週間前。
「お盆、何も予定がないな〜。」とぼんやり考え始めて、よし行っちゃおう!軽い気持ちで決めたのでした。
航空券が高くなる時期ですが、LCCであれば直前までお安く旅ができます。
<行き>
8月12日 23:45 羽田空港発(機内泊)
8月13日 05:55 クアラルンプール 着
<帰り>
8月14日 14:15 クアラルンプール 発
8月14日 22:30 日本 着
・フライト時間片道約7時間10分
旅行前の事前準備
チケットが取れたら、あとは旅に向けて必要最低限のものを揃えて行きましょう。
エアアジアの場合、機内持ち込みは7キロまでなので、PCなどの電子機器を持ち込むと、すぐに重量オーバーしてしまします。
本当に必要なものだけにしましょう。
どうしても持って行きたい方は、事前に荷物預かりのオプションをつけておきましょう。
✔︎ホテル予約(agoda)
✔︎パスポート
✔︎現金3万円程度
✔︎クレジットカード(visa)
✔︎プライオリティパス(ある人は)
✔︎着替え
✔︎機内で着るウルトラライトダウン(air asiaの機内はとても寒いです)
✔︎コンセントプラグ(どの国も対応できるので、一個あると便利です。)
入れておくべきアプリ
手荷物の準備が終わったら、最低限これだけは入れておきましょう!
到着したら、すぐにSIMカードを購入してスマホが使えるようにします。
ご自身のスマホが海外SIM対応できるか否かは、購入先の会社で確認しておきましょう。
レンタルwifiよりも、SIMを購入した方が荷物も増えず、バッテリーの心配もいらず便利です。
今回の移動手段は主にGrab(配車アプリ)を使います。
乗り換え、迷う時間などを短縮していきます。
アジア旅行経験者なら、知っている方も多いと思いますが、アジア諸国はタクシー料金、公共機関の運賃がとても安いです。
マレーシアは初乗り(3リンギット=90円程度)
ここまで準備できたら、出発です!
羽田までの道のり、羽田出発は割愛しますね。
では当日の流れを実際の写真をもとに、いきます!では出発!
5:55 クアラルンプール 到着
到着したらすぐに、ラウンジにシャワーを浴びに行きます。
7時間のフライト、地味に長いです。
機内の寒さと、疲れをほぐします。
クアラルンプールのラウンジは少し手狭でしたが、ご飯も食べれるし申し分ないです。
プライオリティパスを利用して入ります。
少し落ち着いたら、市内へ向けて出発です。
7:10 入国審査
ものすんごい並んでる!泣
世界のバケーションとも被ってたから、入国審査出るまでに1時間以上かかりました。
これまでオフシーズンの旅行しか経験がありませんでした。
初のお盆海外旅行ということもあり、こういった状態に遭遇したのは初めての体験でした。
8:20 SIMカード購入・両替
はじめに10,000円程度両替します。
(レートは悪いですが、私は5000円両替して途中で足りなくなって焦ったので、少し多めに。)
次にSIMカードをゲットして、つながる女に!
事前に調べてみると、SIMカード会社はどこも大差が無いとのことでしたので、digiという黄色い一番目立っていたお店で購入しました。
7日間9GBが一番少ないデータ容量で購入。
日本円で1000円程度でした。
8:30 ホテルへ向かう(荷物だけ預かってもらうため)
身軽に観光するために、予約したホテルに向かいます。
1時間の入国審査に、どっと疲れてしまいました。
GRAB(配車アプリ)を使ってホテルに向かいます。
約1時間車に乗り、うとうとしていると、到着しました!(運賃74.8RM=2,019円)
私は、観光地の真ん中に位置する、KLツインタワーの目と鼻の先のホテルをagodaで予約しました。
スムーズに荷物を預けて、街へ繰り出すぞ〜!
と勢いづいていたのですが、ホテルのロビーがわからず、立ち尽くす。
住所はあってるはずなのに、、。
ホテルに電話すると、「まだチェックイン時間じゃないけど、なんで来たの?」
「荷物だけ預かってほしい・・。」
と伝えると、しぶしぶ荷物を取りにきてくれました。
あとでわかったことなのですが、住居スペースが、シェアハウスみたいになっていて、各部屋ごとにシャワールーム、ベットが完備されているホテルでした。
通常のホテルのように受付がなく、直接部屋に案内されました。
向こうでは普通の形態?なのかもしれないのですが、初めてのタイプで戸惑いました。
無事に荷物を預け、ついに観光に繰り出します!
9:45 バトゥ洞窟へ向かう
KLCC公園から、タクシーで20分程度で到着します。(運賃28RM=756円)
到着すると、黄金のスカンダ神の像がお出迎えしてくれます。
バトゥ洞窟は、4億歳の鍾乳洞があって、ヒンドゥー教の展示や絵画があります。
「4億歳って、どんなやねん。」と特に気になっていたので、一番先に向かいました。
洞窟に向かうのに、272段の急な階段を登って行きます。
1・2・3と数えながら上がって行きます。
途中で息が上がってくるのと、筋肉痛になってきます。
途中で振り返ったり、写真を撮っていると、何段登ったのか、わからなくなってしまいました。
そして、途中でたくさんの猿に遭遇します。
人間慣れしており、近づいて写真を撮っても逃げません。
結構高いところまで登ってきました。
重く感じてくる足を一歩ずつ進めます。
ヨーロッパ系の少し体の大きいおばあちゃんやおじいちゃんも、とても辛そうに登っています。
そして、ハアハアと息を切らしながら、やっと到着!
辛い体験をした後には、絶景が待ってくれていました。これまで経験したことのない大規模な洞窟。
ひやりと冷たい空気に包まれます。
洞窟内にも、展示物が多くあり、鍾乳洞もとても大きいです。
時の流れ、歴史を感じます。
何年も変わらずそこにあるって、なんだか素敵ですよね。
更に奥に進むと、吹き抜け空間にたどり着きます。
午前中は光が降り注いで、神秘的な光景になっています。
やはり、訪れるなら午前中ですね。
洞窟の空気感を堪能して、また急な階段を降りて行きます。
少し喉が渇いたので、水分補給と新鮮なパイナップルを購入!(このボリュームで150円程度)
洞窟観光も終わり、次は、ピンクモスクへ向かいます。
12:00 ピンクモスク(Musjid Putra)へ向かう
またタクシーに乗り、1時間。(66RM=1,782円)
13:00 ピンクモスクへ到着しました。
KLCC公園を中心としたら、洞窟の反対の位置にあるので、少し遠いです。
午後は14:00から解放なので、近くのフードコートやお土産屋さんを見て時間を潰します。
お腹は空いてないけど、喉が乾く。
レモンジュースを購入して喉を潤します。
そうこうしているうちに、14時ということで、ピンクモスクに向かいます。
イスラム教徒以外の観光客は、別のエントランスに並び、無料貸出のローブを受け取り中へ向かいます。
ハリーポッターのグリフィンドールカラーのローブです。
中に入ると、異世界が広がります。
人が作ったとは思えない!息を飲む美しさです。
見所はモスクの天井だけなので、割とすぐに見終わります。
では、次は、ブルーモスクに向かいます。
今回もGrabアプリを使用して、時間短縮しながら向かいます。
14:30 ブルーモスクへ向かう
30分程度、車に乗車。(運賃 49.9RM=1,347円)
噴水と、青と白で涼しげな色合いのブルーモスクに到着しました。
入り口に名前を書くノートがあり、ある程度人が集まったらガイドがついて説明しながら中を回ってくれます。
ちなみにここも無料で入れます。
入る際は、ピンクモスク 同様、ヒジャブ(顔以外を隠す被り物)とローブが配られました。
暑くて、熱中症になりそうでした。
現地のボランティアガイドさんです。
ブルーのステンドグラスで装飾された屋根がモスクへの入り口となっています。
これは募金箱。ラマダン(断食)時期は、毎日イフタール(断食明けの食事)が支給されます。
その食事の資金として使われるそうです。
ラマダンについては、調べるのが面倒な人は、こちらが要約です。
ラマダン(断食)の時期は、イスラム教は日の登っている間は飲食が禁じられています。
飲食だけでなく、性交渉・喫煙なども禁止。
自己犠牲・空腹感を感じることにより、飢えに苦しむ人のことを理解を深めるために毎年6月(年によって多少前後します)から1ヶ月間行われます。
日が暮れて、太陽が見えなくなると、一斉に食事が始まります。
以前、インドネシアに4ヶ月滞在していた期間でラマダンの時期が被っていました。
インドネシアはイスラム大国、世界第4位の人口です。
ラマダンの期間は、日中飲食店は閑散としています。
夕方17:00頃になると、一斉にイスラム教徒が食事を始めるので、夜20:00をすぎるまで、どこにいっても夕飯にありつけない、という経験が多々ありました。
今思うと、日本では体験することができない貴重な経験でしたね。
ブルーモスクの天井はこんな感じでした。
以外と地味な感じです。
内側の窓に使われているステンドグラスが、とても綺麗でした。
さあ、いきたかった観光名所もまわり終えましたので、KL市内へ戻ります。
車で30分かからないくらい。バスだと1時間。
ということで、やっぱり「Grab」に頼ります。
夕食はジャランアロー(屋台街)で友人と待ち合わせをしていました。
16:00、待ち合わせは19:30時間に余裕もあるし、ホテルでシャワーでも浴びて、メイク直しして向かおうかな〜なんて考えていました。
トラブル発生!
Grabで車を呼んでも、「・・・・全く捕まらない。」
40分くらい粘ってダメだったので、バス停に向かいます。
歩きながらもGrabで車を呼ぶのを諦めずに進みます。
そうこうしているうちに、バス停に到着!
調べると、10分後にはバスが来るみたい。
・・・・・待てども、待てど、「こ・な・い!」
降車用バスが来るたび、乗車しようと試みる。
ドライバーに手でダメ!と合図される。
目の前にタクシーが!!
(私)「KLCC公園までいきたいんだけど。」
(タクシー)「そっちは行かないよ。」
と乗車拒否される。
そして、バスを待ち続ける。
やっぱ来ない。まわりの人に聞くけど、乗車位置は合ってるの一点張り。
〜更に30分経過〜
18:00を回ったので、さすがに焦り出します。
焦っていると、またタクシーが通りかかった!
(私)「KLCC公園までいきたいんだけど。」
(タクシー)「そっちは行かないよ。」
なんのためのタクシーだよ!と内心思ったが、
(私)「じゃあどこまでなら連れていってくれるの?用事があるんです。」
(タクシー)「近くの駅までなら」
(私)「じゃあお願いします!」
日本ではありえない、ドライバーに行き先を合わせることで、なんとか兆しが見えてきました。
バスに乗ることは諦め、タクシーで駅に向かい、駅から電車に乗り換えて、市内に向かいました。
確か、タクシーと電車で20RM程度だったと思います。(運賃20RM=540円)
20:00 ジャランアロー屋台街に到着
30分遅れで到着。
お待たせしてしまったけど、なんとか着いた〜!
美味しい料理に、冷えたビールを流し込み、大好きな南国フルーツもたくさん!
あっという間に疲れも吹き飛びました。
屋台の裏では、お盆の時期に行われる、祭りの準備をしている様でした。
腹ごしらえが終わって、友人が夜景を見に連れて行ってくれました。
22:00 バンヤンツリーKLホテルルーフトップバー
KLで一番大きなショッピングモールと直結の、バンヤンツリーKLホテルのルーフトップバーで一杯。
絶景を見ながら、不相応なTシャツスタイルで美味しいお酒を堪能しました。
営業時間は12:00から午前1:00まで。
1:00就寝
部屋に到着すると、白鳥のカップルがお出迎え。
一人の宿泊者のときは、この演出要らないのでは?
と感じつつ、ホテルの設備もまあまあイケてるので、安心して眠れそう。
エントランスわかりづらかったけど、3500円でこの景色なら許す!
シャワーを浴びて、眠りにつきます。
明日は12:00頃まで観光します。
9:00 ムルデガ広場
朝、早く目覚めて、ムルデガ広場に向かいます。
ホテルからは車で15分程度。
何があるってわけではないけど、マレーシアの独立を記念した歴史的な場所。
東京駅に似た雰囲気の綺麗な建造物と近くにあった博物館に入り、マレーシアの歴史について学びます。
お客さんは私一人だけ。
*ちなみに東京駅のリアルなモチーフはオランダのアムステルダム中央駅舎です。
マレーシアの民族文化について、一通り学び、さあいざ帰国や!
「Grab」を立ち上げて、空港までを入力。

「・・・・う〜ん、またつかまらない。」
諦めて、徒歩で駅へと向かう。
思いがけず、インスタスポット!
ミストが焚かれていて、少しだけ涼しく感じました。
駅まで行ったらタクシーがいたので、価格交渉して、少し割高だったけど、乗車して空港へ向かいました。
まとめ・トータルでかかった費用
タクシー代 6444円
飲食代 3300円
博物館入館料 500円
合計 61,686円
現地でかかる費用はとても少ないです。
もっとお酒や食事にお金をかけたい方は、もう少しかかると思います。
モスク や、洞窟は入場料がかからない点も嬉しいポイントです。
そして、学んだことは、クアラルンプール のタクシー、Grabは時間帯によってつかまりにくい。
バスはいつまで経っても来ない。
そんな問題に直面した時も、スマホが繋がっていれば、なんとかなります。
トラブルを見越して2時間、3時間程度はスケジュールに余裕を持たせておくのが、弾丸旅程を立てるときはポイントだな〜。
と今回の旅行で学びました。
また機会があれば、行きたいなと思います。
皆さんも是非、週末や3連休などを使って、クアラルンプール まで足を運んでみてくださいね!