
こんにちは!中島あす香です
今回は馴染みのない方もいらっしゃるかと思いますが
「サステナビリティ」
という考え方についてシェアして行きたいと思います。
「良さそうなことはわかるけど、具体的に何をしているの?」
「どんな意味なの?」
こんな疑問に答えていきたいと思います。
年商6億円のアパレル店舗を20代で任された、元カリスマ店長 中島あす香 が書いています。
現在は海外で、スタイリストとして活動しております。
サステナビリティ
一般的に学校教育でも、「地球を大切に」
”リデュース・リユース・リサイクル”をしましょう。
ということは聞いたことがある方もあると思います。
- リデュース=ゴミを減らす
- リユース=再利用する
- リサイクル=再度資源として使う
3Rなんて言葉で学んだ方も多いんじゃないかなと思います。
サステナビリティも基本的な活動自体、この3Rとあまり代わりがありません。
ただし、これを長期間で行う理由や、ビジョン、が掛け合わせれて
「サステナビリティ」という言葉に集約されて表現・ニュアンスが少しずつ進化している感じです。
英語で書くと
「sustainability」
これを分解すると
「sustain」維持する・保つ
「ability」可能性
次の世代に「持続する可能性」のあることをよしとする。
つまり、今現在資源を使いすぎてしまったら、
次の世代、またその次の世代が使う資源がなくなってしまいます。
それを継続的にみんなが同じように生活できるような仕組みや
ものを生み出す方法を考えて、やっていこうよ
という考え方です。
日本だと、
レジ袋が有料化されたのも、この動きの一つです。
メルカリも実はこの考え方が根付いています。
捨てるはずだったものが誰かの役にまた立てる。(リユース)
利用者側からしても
「ゴミになるはずのものが、リサイクルショップで売るよりも高く売れた」
とメリットを感じて利用できていますよね。
このサステナビリティという考え方は、
もうすでに仕組みとして私たちの生活に入り込んでいるわけなんです。
だから、意識していなくても、無意識にサステナビリティ活動に参加していたわけなんですね。
CSRとの違い
サステナビリティという言葉が使われ始める前は「CSR」という言葉がよく使われていました。
CSR=「社会的責任」
文字だけ見るとちょっと義務的なニュアンス。
そうじゃなくて、未来への「可能性」を感じて主体的に取り入れていって欲しい。
そんなニュアンスも含まれる言葉に変化してきています。
アパレルのサステナビリティ
様々な企業がサステナビリティ活動に参加していますが、
アパレル業界では特にホットな活動として、どこのブランドでも取り組まれています。
商品開発の際に、古着を一度糸に戻して、生地を作ったり。
最近だとアディダスが100%リサイクル可能なスニーカーを発表したことが話題になりました。
10年かけて開発された「ゴミ」という概念をなくすスニーカー。
では、なぜここまでアパレル業界でホットな話題としてサステナビリティが捉えられているのでしょうか?
実は、服を作るのに、原材料もそうですが、大量の水が使われます。
コットンTシャツ1枚作るの必要な水はなんと
2700リットル
日本の1人当たりの1日平均水使用量は
186リットル
1ヶ月の使用量以上の水をたった1枚のTシャツを作るために使われているんです。
様々な服が世の中に溢れていますが、
たくさんの資源の犠牲を払って作られているわけなんですね。
なので、リーバイス社が100%自社で生成した水でジーンズを作ったことも少し前に話題になりました。
UNIQLOのサステナビリティ
この記事を読んでいる方は
「サステナビリティ活動」に興味があってちょっと参加してみたいなと思っている方だと思います。
私たちに身近な企業だと、「UNIQLO・GU」もサステナビリティ活動に力を入れています。
服の製造でも、サステナビリティを配慮して作られているのはもちろん。
皆さんもみたことがあると思うのですが
「UNIQLO・GU全商品リサイクル活動」に力を入れています。
店頭で服を回収して、難民の方々に届けるプロジェクトを行っています。
使わなくなったUNIQLO・GUの服をお店に持って行けば、受け取ってもらえます。
期間限定で、リサイクルしてくれた方にプチギフトなどもあるので、ぜひチェックしてみてね!
UNIQLO・GUのオリーブ募金
レジ横のオリーブ募金箱見たことありますか?
これもサステナビリティ活動の一つです。
これは、香川県の豊島の産業廃棄物不法投棄による土壌汚染回復のための資金として使われています。
私も2017年頃にボランティアに参加したことがあります。
その時、産業廃棄物の撤去が終わった状況でした。
事件内容や、実際に土壌回復活動を続けてきた方たちから聞くお話はとても生々しいものがありました。
土壌回復させる効果のある、オリーブの木を植得たり、産業廃棄物を撤去したり、
外部から持ち込まれたゴミについていた、外来種植物のタネから生まれた植物を撤去するために使われたり。
自然豊かな豊島の元の状態に戻して、次の世代に手渡そうという活動の資金として使われているわけです。
実際の活動風景の写真です。
【海岸のゴミ拾い】
【外来種撤去活動】
この記事を見て参加してみたいなって方はアクセスしてみて下さいね!
まとめ
意外と身近な「サステナビリティ活動」。
何かを買う時、「長持ちするものはどれだろ〜?」
って買うだけで、無駄な資源をたくさん使わなくて良いので
もうそれは立派なサステナビリティ活動の一つです。
ちょっと頭に入れながら、私たちも服を買って
次の世代も同じようにファッションを楽しめる世の中にしたいなと思います。
これは豊島の山頂あたりから瀬戸内海を見たときの景色です。
海をみると島が点々と見えて、とても不思議できれいな光景でした。